2025.10.19
腕が上がらない五十肩・四十肩の原因と肩甲骨ストレッチ
ハーモニー仙川中央整骨院です!
「腕を上げようとすると激しい痛みが走る」「夜中にズキズキと痛む」といった症状は、**五十肩(四十肩)**かもしれません。これは、肩関節周囲の炎症により、関節の動きが制限されてしまう状態です。
五十肩・四十肩の主な原因
加齢に伴う肩関節周囲の組織(腱板、関節包など)の変性や炎症が深く関わっています。
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関節包の炎症と拘縮: 関節を包む「関節包」という袋が炎症を起こし、硬く縮んでしまう(拘縮)ことで、肩の動きが制限されます。
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肩甲骨の動きの悪化: 痛みをかばうことで、肩甲骨の動きも連動して悪くなり、「肩甲上腕リズム」が崩れて可動域がさらに狭くなります。
当院での治療法
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ハイボルト治療: 炎症が強い急性期や痛みが強い時期に、深部の炎症を抑え、痛みを緩和します。
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手技療法: 痛みが落ち着いた回復期に、硬くなった関節包や周囲の筋肉をストレッチし、段階的に可動域を広げていきます。
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矯正治療: 肩甲骨の動きを制限している背骨(胸椎)や肋骨の歪みを整え、肩がスムーズに動ける土台を回復させます。
自宅でできる肩甲骨可動域回復エクササイズ
痛みが落ち着いてきた回復期に行うことで、肩の動きを改善します。
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【壁を使った肩甲骨滑り】
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壁に背中をつけ、両肘を90度に曲げた状態で、手の甲と肘を壁につけます。
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壁に手の甲と肘をつけたまま、ゆっくりと腕を真上へスライドさせていきます。
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肩甲骨が肋骨の上を滑るのを感じながら、痛みのない範囲で上げ下げを10回繰り返します。
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五十肩は早期の治療と適切なリハビリが大切です。仙川の当院へご相談ください。
副院長 板倉 基二