脊柱管狭窄症とは??

2025.09.13

脊柱管狭窄症とは??

脊柱管狭窄症でお悩みの方へ ― 症状改善と再発予防のための総合ケア

こんにちは。ハーモニー仙川中央整骨院です。
今回は、腰や下肢にしびれ・痛みを引き起こす 脊柱管狭窄症 について、病態の詳細、当院での治療法、再発予防のポイント、自宅でできるセルフケアまで詳しくご紹介します。


◆脊柱管狭窄症とは?(病態と症状)

脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経の通り道「脊柱管」が加齢や変形により狭くなり、神経や血流が圧迫されることで生じます。

主な症状

  • 腰やお尻、下肢の痛み・しびれ

  • 長時間歩くと足のだるさやしびれが強くなり、休まないと歩けない(間欠性跛行)

  • 立った状態では楽でも、腰を反らすと痛みが増す

  • 下肢の筋力低下や冷感、しびれが慢性的に続く場合もある

症状は進行すると、歩行距離の制限や日常生活の動作制限が出てくることがあります。

主な原因

  • 腰椎の加齢性変形(椎間板の減少・骨棘の形成)

  • 靭帯の肥厚や骨関節の変形

  • 姿勢の歪み、腰や体幹の筋力低下

  • 長年の立ち仕事や重い荷物の運搬など腰への慢性的負担


◆脊柱管狭窄症に関わる筋肉・神経

脊柱管狭窄症の症状悪化には、腰椎周囲の筋肉や神経の状態が大きく影響します。

関与する主な筋肉

  • 腰方形筋・多裂筋:腰椎の安定性を保つ深層筋。弱化や緊張で腰椎の負担が増加

  • 大殿筋・中殿筋:骨盤と股関節の安定に関わり、筋力不足で歩行が不安定に

  • 大腿四頭筋・ハムストリングス:膝や股関節を通して下肢の運動を支える

関与する神経

  • 腰神経叢(L1?L5, S1)
    神経根が圧迫されることで、下肢にしびれ・痛みが出現


◆当院での治療について

ハーモニー仙川中央整骨院では、保険診療自費診療機器を組み合わせ、痛みの改善と再発予防を総合的にサポートしています。

① 急性期(痛み・しびれの軽減)

  • 保険診療による徒手療法・温熱療法

  • 自費診療機器:ハイボルト治療・立体動体波
    → 神経周囲の炎症や筋緊張を短期間で和らげ、歩行や日常動作を楽にします

② 慢性化・再発予防(根本改善)

  • 腰椎・骨盤矯正を3か月間継続

  • 脊柱管周囲の筋肉バランスを整え、姿勢改善と神経圧迫の軽減

  • 間欠性跛行の改善や日常動作の負担軽減を目指す

③ 筋力不足・歩行改善

  • **楽トレ(EMS)**による体幹・下肢筋の強化

  • 大殿筋・中殿筋・大腿四頭筋を中心に、下肢の安定性を高め再発を防止

  • 歩行や立位動作の安定性向上により、症状の再発を抑制


◆改善事例のご紹介

70代男性の患者様。長時間歩くと腰と下肢にしびれが出現し、散歩や買い物に支障があり来院。
初期はハイボルト治療で痛みとしびれを軽減。
その後、骨盤・腰椎矯正と楽トレを組み合わせ3か月間施術。

結果:「以前のように長く歩けるようになり、腰や足の違和感もほとんど気にならない」と改善。


◆ご自宅でできるセルフケア

  1. 軽い腰・下肢ストレッチ

    • 腰を丸めた前屈ストレッチ、太もも裏のストレッチ

  2. 腰や下肢の温め

    • 血流を良くすることで筋肉のこわばりや痛みを軽減

  3. 正しい姿勢の意識

    • 立位・座位で腰を軽く丸め、腰椎への負担を減らす

  4. 歩行や日常動作の工夫

    • 長時間の歩行時は休憩を挟む、杖の使用も検討


◆まとめ

脊柱管狭窄症は「年齢のせいだから仕方がない」と諦めがちですが、

  • 適切な治療で痛みやしびれを改善

  • 筋力・姿勢・関節バランスを整えて再発を防止

することが可能です。

ハーモニー仙川中央整骨院では、痛みやしびれの改善から骨盤・腰椎矯正、筋力強化までトータルでサポートしています。

「脊柱管狭窄症による歩行や日常生活の不安を減らし、再発しにくい身体づくり」を一緒に始めましょう。



副院長 板倉 基二