腕を上げるとすぐ疲れる?それ、「スマホ首」が原因かも

2025.06.28

腕を上げるとすぐ疲れる?それ、「スマホ首」が原因かも

ハーモニー仙川中央整骨院です!

「料理でフライパンを持っているとすぐに腕がだるくなる」「洗濯物を干すのがつらい」「美容師さんなど、腕を上げて作業する仕事で肩がパンパンになる

こんなお悩みはありませんか?腕を上げて作業しているとすぐにだるくなったり、痛みを感じたりする場合、その原因は意外なところにあるかもしれません。

 

スマホ首が引き起こす首と肩の連鎖

 

現代人に多い「スマホ首」。これは、長時間スマホを見たりパソコン作業をしたりすることで、頭が前に突き出てしまう姿勢のことです。この姿勢が続くと、首の前後で筋肉のバランスが大きく崩れてしまいます。

特に、首の前側にある「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」と、首から背中にかけての筋肉が常に緊張して硬くなってしまいます。この緊張がさらに奥深くにある「斜角筋(しゃかくきん)」という筋肉にまで影響を及ぼし、これらが硬くなることで、腕へと向かう神経や血管を圧迫してしまうことがあります。

これが「前斜角筋症候群(ぜんしゃかくきんしょうこうぐん)」と呼ばれる状態です。この状態になると、腕を上げる動作で神経や血管がさらに締め付けられ、腕のだるさ、しびれ、重さといった症状が出やすくなるのです。

 

ハーモニー仙川中央整骨院の改善事例

 

以前、当院にいらっしゃった患者様で、美容師として働く30代の女性がいました。「仕事中、腕を上げているとすぐに腕がだるくなってハサミを持つのがつらい」「夜になると腕がしびれて眠れないこともある」という深刻な症状でした。

詳しくお話を伺い、姿勢を拝見すると、典型的な「スマホ首」の姿勢で、首の前側の筋肉と背部の筋肉がガチガチに硬くなり、肩甲骨の動きも非常に悪くなっていました。特に首を特定の方に傾けると、腕にだるさが走るとのこと。これは前斜角筋症候群の疑いが強いと判断しました。

そこで、当院では以下の施術を行いました。

  • ハイボルテージ治療: 腕のだるさやしびれの症状を緩和するため、関連する神経と筋肉に対して集中的に電気治療を行いました。

  • 手技療法: 首の前後の筋肉(特に胸鎖乳突筋や斜角筋)、肩甲骨周りの筋肉を丁寧にほぐし、緊張を和らげました。

  • 矯正治療: スマホ首によって歪んでしまった首から背骨全体のバランスを整え、頭の位置を正しい状態に戻すことで、首や肩への負担を軽減しました。患者様には継続して通院できるよう、月額6,600円の「プレミアム矯正パス」をご提案しました。

  • 姿勢・動作指導: 日常のスマホや仕事での姿勢の注意点、休憩中の簡単なストレッチ方法などもアドバイスしました。

数回の治療後には、仕事中の腕のだるさが劇的に軽減し、夜のしびれもほとんどなくなったと大変喜んでいただけました。

 

腕を上げて作業するとすぐに疲れる、だるくなる、しびれるといった症状は、単なる肩こりではなく、首の姿勢が原因で神経や血管が圧迫されている「前斜角筋症候群」の可能性もあります。放置すると症状が慢性化したり、悪化したりすることもあります。

仙川で腕のだるさやしびれにお悩みの方は、ぜひハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。あなたの体の状態を詳しく拝見し、根本原因にアプローチする最適な治療プランをご提案させていただきます。快適な毎日とスムーズな腕の動きを取り戻すお手伝いをいたします!



副院長 板倉 基二