スマホ操作やタオル絞りで「ズキッ」としませんか?それ、手首のSOSかもしれません。

2025.12.10

スマホ操作やタオル絞りで「ズキッ」としませんか?それ、手首のSOSかもしれません。

 

こんにちはハーモニー仙川中央整骨院です! 毎日の家事やお仕事、本当にお疲れ様です。

ふとした瞬間に、こんなことはありませんか?

  • 「タオルや台ふきんを絞る時、手首の親指側が痛い」

  • 「スマホを片手で操作していて、親指を伸ばすとズキッとする」

  • 「フライパンや重い鍋を持つのが怖くなってきた」

「ただの使いすぎかな?」「湿布を貼れば治るだろう」と思って放置しているその痛み、実は**「ドケルバン症候群」**という名前がついた、立派な手首のトラブルかもしれません。

今日は、30代から50代の方に急増しているこの症状について、わかりやすく解説していきます。


親指側の手首が痛む「ドケルバン症候群」とは?

ドケルバン症候群とは、簡単に言うと**「手首の親指側で起こる腱鞘炎(けんしょうえん)」**の一種です。

私たちの手には、指を動かすための「腱(けん)」という紐(ひも)のような組織があり、それが「腱鞘(けんしょう)」というトンネルの中を通っています。 通常、この紐はトンネルの中をスムーズに行き来していますが、親指を使いすぎたり、負担のかかる動かし方を繰り返したりすると、紐とトンネルが擦れて炎症が起きてしまいます。

その結果、トンネルが腫れて狭くなり、紐が通るたびに「ズキッ!」とした痛みが走るようになるのです。これがドケルバン症候群の正体です。

なぜ「あなた」がなるのか?

「そんなに激しいスポーツはしていないのに…」と思うかもしれません。しかし、現代生活にはリスクがいっぱいです。

  1. スマートフォンの大型化: 片手で持って親指だけで画面の端まで操作しようとすると、手首には大きな負担がかかります。

  2. 家事・育児: 赤ちゃんの抱っこ、包丁の使用、洗濯物を干す動作など、日常動作は「親指」を酷使するシーンの連続です。

  3. デスクワーク: キーボードやマウス操作で、手首が常に反った状態になっていませんか?


「安静に」と言われても休めない方へ:当院ができること

病院に行くと「手を使わないで安静にしてください」と言われることが多いですが、家事や仕事を完全にストップするのは現実的ではありませんよね。 だからこそ、接骨院でのケアが必要なのです。当院では、痛みを抑えるだけでなく「負担がかかりにくい体づくり」までサポートします。

1. ツライ痛みを素早く和らげる【ハイボルテージ治療】

「まずは今の痛みをなんとかしたい!」という方には、ハイボルテージ治療を使用します。 これは、一般的な電気治療よりも深部まで刺激を届けることができる特殊な電気治療器です。炎症を起こしている神経の興奮を抑え、筋肉の緊張を素早く緩和することに特化しています。

2. 手首への負担を減らす【矯正治療】

実は、手首の痛みの原因が「手首以外」にあることも少なくありません。 例えば、猫背で肩が内巻き(巻き肩)になっていると、腕の骨のねじれが生じ、結果として手首だけで動作を行おうとして負担が倍増します。

当院の矯正治療では、全身の歪みとバランスを整え、手首にかかる過剰な負担を根本から減らしていきます。

  • 継続がカギです: 姿勢改善は一回では定着しません。当院では、患者様が通院しやすいよう**「矯正フリーパス(月額6,600円)」**をご用意しています。お財布を気にせず、しっかりと体を整えていただけます。

 


3秒でできる!簡単セルフチェック

「私の痛み、ドケルバン症候群かも?」と思ったら、このテストを試してみてください。

【フィンケルシュタインテスト(変法)】

  1. 痛い方の手の親指を内側に入れて、他の4本の指で握りこみます(グーを作ります)。

  2. その状態で、手首を小指側(下方向)へゆっくり曲げてください。

この時、手首の親指側に強い痛みが走る場合は、ドケルバン症候群の可能性が高いと言えます。 ※無理やり強く曲げないように注意してください。


我慢せずに、早めのご相談を

手首は、朝起きて顔を洗うときから夜寝るまで、一日中使い続ける場所です。 「これくらいなら大丈夫」と我慢していると、コップを持つのさえ辛くなってしまうことがあります。

痛みが出ているということは、身体からの「使い方が間違っているよ」「限界だよ」というサインです。 私たちは、そのサインを受け止め、あなたが快適な日常を取り戻すお手伝いをします。

「ブログを読んだのですが…」とお気軽にご予約・ご相談ください。 スタッフ一同、心よりお待ちしております。



副院長 板倉 基二