体幹コントロールで治す!腰痛を招く「腹筋と臀筋の連動不全」(仙川)

2025.10.31

体幹コントロールで治す!腰痛を招く「腹筋と臀筋の連動不全」(仙川)

ハーモニー仙川中央整骨院です!

歩く、立つ、座るといった日常動作で、なぜ腰に痛みが出てしまうのでしょうか?それは、「体幹(腹筋)と臀筋(お尻の筋肉)」の連携(連動)が取れていないためかもしれません。

この連携不全こそが、腰痛が慢性化する大きな原因です。

 

1. 腰痛の真犯人:「体幹と臀筋の連動不全」(原因)

 

腰の安定性には、体の前側の「腹筋」と、体の後ろ側の「お尻の筋肉(大臀筋・中臀筋)」の連動が不可欠です。これらは、骨盤を前後から引っ張り合い、ニュートラルな位置に保つ役割をしています。

  • 股関節屈筋の優位性: 長時間座りっぱなしの生活が続くと、股関節を曲げる筋肉(腸腰筋)が硬く縮み、骨盤を前傾させてしまいます(反り腰)。

  • 使えないお尻(臀筋): この反り腰の状態では、お尻の筋肉が引き伸ばされてしまい、本来持っている力を発揮できなくなります

  • 腹筋の機能停止: お尻が使えない状態で動作をすると、腰椎が不安定になり、それを補うために腹筋群、特に腹横筋が機能停止するか、代償動作(間違った使い方)をしてしまいます。

結果、体幹と臀筋の連動が取れず、全身の動きの負担がすべて不安定な腰に集中してしまうのです。

 

2. 日常動作での腹筋・臀筋のチェックポイント

 

以下の日常動作で、腹筋と臀筋が連動しているかチェックしてみましょう。

  • 立ち上がり: 椅子から立ち上がる際、「よいしょ」と反動をつけたり、腰を反らせたりしていませんか?(→腹筋・臀筋が使えていない証拠)

  • 歩行時: 歩く際に上半身が左右に大きく揺れていませんか?(→中臀筋や腹横筋が体幹を支えられていない証拠)

 

3. 当院での治療アプローチ

 

腹筋と臀筋の連動を取り戻すことで、腰への負担を劇的に減らします。

  1. 矯正治療: 連動不全の土台となる骨盤の傾きや歪みを整え、お尻の筋肉が力を発揮しやすいニュートラルな位置に戻します。

  2. EMS(楽トレ): 腹筋(腹横筋)だけでなく、お尻のインナーマッスル(中臀筋など)も同時に強化し、骨盤の前後左右の安定性を根本から回復させます。

  3. 手技療法・運動指導: 硬くなった股関節の筋肉(腸腰筋)を緩め、立ち上がりや歩行時における腹筋と臀筋の正しい「連携動作」を指導します。

 

???? 自宅でできる!腹筋と臀筋の連動エクササイズ ????

 

「プランク」の姿勢で、腹筋と臀筋が同時に働く感覚を掴みましょう。

  • 【ニーリング・プランク(膝つきプランク)】

    1. 床に肘と膝をつき、四つ這いの姿勢になります。

    2. 肘を肩の真下に置き、背中を一直線に保ちます。

    3. お腹に力を入れて**(ドローインの要領)**、腰が反らないように注意しながら、お尻を軽く引き締めます。

    4. この姿勢を30秒?1分キープします。

    5. 注意: 腰が沈んで反ってしまう場合は、お尻の引き締めと腹筋(おへそを背骨に近づける意識)が足りていません。

仙川のハーモニー仙川中央整骨院で、体の中心から腰痛を改善しましょう。



副院長 板倉 基二