脊柱管狭窄症の治療、整形外科と整骨院の違いは?

2025.06.14

脊柱管狭窄症の治療、整形外科と整骨院の違いは?

ハーモニー仙川中央整骨院です!

脊柱管狭窄症の症状が出て「どこで治療を受けたら良いのだろう?」と迷われる方もいらっしゃるかと思います。整形外科と整骨院、それぞれの役割とできることについてご説明します。

整形外科と整骨院の違い

まず、大きく異なるのは、医療行為ができるかどうかです。

  • 整形外科(病院・クリニック): 医師が診察を行い、レントゲンやMRIなどの画像検査を通じて、骨や関節、神経の状態を詳しく診断します。病名が確定し、必要に応じて薬の処方、注射、手術といった医学的な治療を行います。重度の神経圧迫や麻痺がある場合など、手術が必要なケースでは整形外科が主な選択肢となります。

  • 整骨院(当院のような治療院): 柔道整復師という国家資格を持った施術者が、問診や徒手検査(手で触って状態を確認する検査)を通じて、筋肉や骨格の歪み、関節の動き、神経の通り道などを評価します。症状の原因が骨格の歪みや筋肉の緊張にある場合、手技や電気治療、運動療法などで、症状の緩和や体の機能改善を目指します。手術を必要としない脊柱管狭窄症の多くの場合で、症状の改善や日常生活の質の向上をサポートできます。

脊柱管狭窄症に対するそれぞれの役割

脊柱管狭窄症は、神経が圧迫されている状態なので、整形外科での正確な診断は非常に重要です。画像検査で神経の圧迫の程度や、他に病気がないかを確認してもらうことは、治療の第一歩と言えます。

診断が下りた上で、「手術は避けたい」「薬や注射だけでなく、もっと根本的に体を改善したい」とお考えの場合に、整骨院の役割が大きくなります。

整骨院では、

  • 症状の緩和: ハイボルテージ治療などで、痛みやしびれを和らげます。
  • 体のバランス改善: 骨盤矯正や姿勢矯正を通じて、脊柱管への負担を減らす体の使い方を身につけます。これにより、神経への圧迫が軽減されることが期待できます。
  • 筋力強化と柔軟性向上: 弱くなった筋肉をEMS(楽トレ)で鍛えたり、硬くなった筋肉をほぐしたりすることで、腰を安定させ、歩行能力の維持・向上を目指します。

このように、整形外科と整骨院は、脊柱管狭窄症に対するアプローチが異なります。どちらか一方が良いというわけではなく、症状の段階やご希望に応じて、両方を上手く活用することが、より良い改善につながるケースも少なくありません。

仙川で脊柱管狭窄症の症状でお悩みなら

「自分の症状には何が合っているのだろう?」「整骨院でどこまで見てもらえるの?」といったご不安がある方も、まずはお気軽にハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。あなたの症状をしっかりとお聞きし、適切なアドバイスをさせていただきます。必要に応じて、医療機関への受診をおすすめすることも可能です。



副院長 板倉 基二