マッサージしても治らないその腰痛…犯人は「背骨のサポーター」多裂筋かもしれません!

2025.12.18

マッサージしても治らないその腰痛…犯人は「背骨のサポーター」多裂筋かもしれません!

こんにちは!仙川での整体、接骨を提供しているハーモニー仙川中央整骨院です!

みなさん、日々の生活の中でこんな「腰の違和感」を感じることはありませんか?

  • 「顔を洗うときなど、ほんの少し前かがみになっただけで腰がピキッと痛む」

  • 「椅子から立ち上がるとき、腰が伸びきるまで時間がかかる(痛みがある)」

  • 「マッサージに行っても、その時は良いけれどすぐに奥の方が重だるくなる」

もしこれらに心当たりがあるなら、それは単なる「筋肉痛」や「疲れ」ではないかもしれません。 今日お話しするのは、腰痛の隠れた主犯格とも言える深層の筋肉、「多裂筋(たれつきん)」についてです。

「聞いたことがない名前だな」と思われる方も多いでしょう。しかし、この筋肉こそが、あなたの腰を「見えないコルセット」として支えてくれている、とても重要な存在なのです。

本日のテーマ:多裂筋(たれつきん)のスパズムと機能不全

今回は、「中腰や動き始めの腰痛」の原因となりやすい、「多裂筋のスパズム(過剰な緊張)と機能不全(サボり癖)」について詳しく解説していきます。

多裂筋(たれつきん)ってどんな筋肉?

多裂筋は、背骨の一つひとつにベッタリと張り付いている、非常に深い場所にある筋肉(インナーマッスル)です。 背中の表面にある大きな筋肉(広背筋など)が「体を大きく動かす」役割を持つのに対し、多裂筋は「背骨を安定させる(グラグラしないように支える)」という非常に繊細な役割を担っています。

テントに例えるなら、背骨が「ポール」で、多裂筋はポールを支える「ロープ」です。このロープがしっかり張っていないと、ポール(背骨)は安定しませんよね。

なぜ痛くなるの?「スパズム」と「機能不全」の正体

この多裂筋にトラブルが起きると、慢性的な腰痛やぎっくり腰のリスクが急激に高まります。主なトラブルは以下の2つです。

1. 多裂筋のスパズム(=筋肉のロック)

「スパズム」とは、筋肉が過剰に興奮してギュッと縮こまり、けいれんしているような状態のことです。 悪い姿勢や急な動作で背骨に負担がかかると、多裂筋は「これ以上背骨を動かすと危ない!」と判断し、防御反応としてカチコチに固まります。 これが続くと、血管が圧迫されて血流が悪くなり、「奥の方からズーンと響く痛み」が発生します。

2. 機能不全(=筋肉のサボり癖)

腰痛持ちの方に非常に多いのがこちらです。腰痛が長引くと、脳が「この筋肉を使うと痛いから使わないようにしよう」と指令を出し、多裂筋のスイッチをオフにしてしまいます。 すると、多裂筋は萎縮して(痩せて)いき、背骨を支える力が弱まります。これを「機能不全」と呼びます。

結果として、「支えがない不安定な背骨」を無理やり表面の筋肉だけで動かそうとするため、常に腰に負担がかかり続け、少しの動作で痛みが走るようになるのです。

ハーモニー仙川中央整骨院でできること

多裂筋は体の深層にあるため、専門的な手技以外では刺激が届きにくいのが難点です。また、一度「サボり癖」がついた筋肉を自力で復活させるのは容易ではありません。

そこで、当院では以下の3つのアプローチで根本改善を目指します。

1. ハイボルテージ治療:深層の「痛み」と「ロック」を解除する

まず、痛みが出ている場合や、スパズム(緊張)が強い場合は、「ハイボルテージ治療」を行います。 これは、一般的な電気治療器よりも高電圧の電気を瞬間的に流すことができる特殊な機器です。皮膚抵抗を抑えて身体の奥深くまで電気が届くため、手では届きにくい多裂筋の緊張を直接緩和し、痛みの興奮を抑えることができます。

2. 矯正治療・整体:背骨のバランスを整えて負担を減らす

多裂筋が機能不全に陥ると、背骨の並びや骨盤のバランスが崩れやすくなります。 当院の矯正治療で全身の歪みとバランスを整えることで、多裂筋にかかる過剰な負担を取り除き、筋肉が正常に働きやすい環境を作ります。 ※継続的なケアが必要な方のために、通院しやすいフリーパス(月6,600円)もご用意しています。お財布を気にせず、しっかり治るまで通っていただけます。

3. EMS(楽トレ):サボっている筋肉を「強制起動」させる

ここが最も重要です!痛みを取って歪みを治しても、多裂筋が「サボったまま」ではすぐに再発します。 しかし、多裂筋のようなインナーマッスルを自分で鍛えるのは非常に難しいのです。 そこで「EMS」の出番です。これは電気刺激によって、寝ているだけでなかなか鍛えづらい体幹(インナーマッスル)を直接収縮させ、トレーニングできる治療器です。 眠っていた多裂筋を「強制起動」させ、天然のコルセットとしての機能を復活させます。

まとめ:奥深い痛みは、専門家にお任せください

「ただの腰痛だから…」と放置してしまうと、多裂筋はどんどん痩せていき、背骨の老化(変形など)を早めてしまうこともあります。 マッサージに行ってもすぐにぶり返す腰痛、動き出しの鋭い痛みにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

当院では、あなたの痛みの原因が「スパズム」なのか「機能不全」なのか、それとも「骨格の歪み」なのかをしっかりと見極め、最適な治療プランをご提案します。

「痛みなく、スムーズに動ける身体」を取り戻しましょう! スタッフ一同、あなたのご来院を心よりお待ちしております。



副院長 板倉 基二