脊柱管狭窄症・動くと痛くなるけど休むと落ち着く

2025.09.05

脊柱管狭窄症・動くと痛くなるけど休むと落ち着く

脊柱管狭窄症でお悩みの方へ ― 当院での治療と再発予防について

こんにちは。ハーモニー仙川中央整骨院です。
今回は、腰や下肢にしびれや痛みを引き起こす「脊柱管狭窄症」について、当院での治療法やセルフケアについてご紹介します。


◆脊柱管狭窄症とは?(病態と症状)

脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経が通る「脊柱管」が加齢や変形により狭くなり、神経が圧迫されることで起こる症状です。

主な症状は、

  • 腰やお尻、足に痛み・しびれが出る

  • 長時間歩くと下肢がだるくなり休まないと歩けなくなる(間欠性跛行)

  • 立った姿勢では楽だが、腰を反らすと痛みが強くなる

などです。日常生活や歩行に大きな支障をきたすことがあります。

原因としては、

  • 腰椎の変形や椎間板の突出

  • 靭帯の肥厚

  • 姿勢の歪みや筋力不足

などが挙げられます。


◆当院での治療について

当院では、保険診療自費診療機器を組み合わせて、症状の改善と再発予防を行っています。

① 急性期(痛み・しびれの軽減)

  • 保険診療による施術

  • 自費診療機器:ハイボルト立体動体波を使用し、神経周囲の炎症や筋肉の緊張を早期に緩和します。

② 慢性化・再発予防(根本改善)

痛みやしびれが落ち着いた後は、腰椎・骨盤の歪みを整える矯正治療を3か月間継続。脊柱管周囲の筋肉バランスを整えることで、歩行や日常生活の負担を軽減し再発を防ぎます。

③ 筋力不足の改善

脊柱管狭窄症は、腰やお尻、下肢の筋力不足が症状の悪化や再発に関わることがあります。
当院では**楽トレ(EMSによるインナーマッスルトレーニング)**を導入し、体幹・お尻周りの筋力を効率的に鍛えることで、歩行を安定させ再発しにくい身体づくりをサポートします。


◆改善事例のご紹介

70代男性の患者様。長時間歩くと腰と足にしびれが出現し、買い物や散歩に支障が出て来院されました。
初期はハイボルト治療で痛みとしびれを軽減。その後骨盤・腰椎矯正と楽トレを組み合わせて3か月間施術。
現在では「以前のように長く歩けるようになった」「腰や足の違和感もほとんど気にならない」と喜びの声をいただいています。


◆ご自宅でできるセルフケア

  1. 軽いストレッチで腰・お尻・太ももをほぐす
     腰を丸めて前屈したり、お尻や太もも裏を優しく伸ばすストレッチが効果的です。

  2. 温めて血流改善
     腰や下肢の血流を良くすることで筋肉の緊張や痛みを和らげます。

  3. 正しい姿勢を意識
     立つ・座る際は腰を軽く丸め、腰への負担を減らすことで症状の悪化を予防します。


◆最後に

脊柱管狭窄症は「年齢のせいだから仕方がない」と諦めがちですが、適切な治療と運動で症状を軽減し、歩行や日常生活の質を高めることが可能です。

当院では、痛みやしびれの改善から歪みの矯正、筋力強化までトータルでサポート。

「脊柱管狭窄症による歩行や日常生活の不安を減らす身体づくり」を一緒に始めていきましょう。



副院長 板倉 基二