「動かすと痛い」慢性肩こりの改善法:筋膜の滑走性を取り戻す(仙川)

2025.11.05

「動かすと痛い」慢性肩こりの改善法:筋膜の滑走性を取り戻す(仙川)

ハーモニー仙川中央整骨院です!

慢性的な肩の痛みや、特定の動作での「引っかかり」は、筋肉を包む「筋膜」の滑走性(滑りの良さ)が失われ、癒着しているサインかもしれません。筋膜は全身の筋肉を覆い、隣り合う筋肉同士の動きをスムーズにする重要な役割を担っています。

 

筋膜の癒着が引き起こす機能不全

 

肩周りには、僧帽筋、広背筋、肩甲挙筋など、複数の大きな筋肉が重なり合っています。筋膜の癒着が起こると、本来バラバラに動くべき筋肉同士がくっつき合ってしまいます。

  1. 動作時の連動性の破壊: 腕を上げたとき、肩甲骨が動かず固定されてしまうなど、**肩関節の協調した動き(連動性)**が失われます。これにより、特定の小さな筋肉(インナーマッスルなど)に過剰な負担がかかり、痛みにつながります。

  2. 血行不良と痛みの慢性化: 癒着した部分では、筋膜と筋肉の間に存在する体液の流れが悪化し、血行不良が深刻化します。この慢性的な血行不良が、肩こりや痛みの慢性化を招きます。

 

整骨院での「機能回復」を目指した治療

 

当院では、肩の癒着を解消し、肩関節本来の機能を取り戻すことに重点を置いた治療を行います。

  1. 特殊電気治療と筋膜リリース: 癒着部位にハイボルト治療で深部へアプローチし、筋肉の緊張を緩めます。さらに、熟練の手技で筋膜の層を意識し、癒着を丁寧に「引き剥がす」ように可動性を回復させます。

  2. 胸郭・肩甲骨の矯正: 癒着の原因となる巻き肩や猫背、胸椎の硬さを「矯正治療」で改善します。肩甲骨が肋骨の上をスムーズに滑れるように、背中の土台を整えます。

  3. EMSによる再教育: 癒着が剥がれた後、正しく動くようになった肩を安定させるため、「EMS(楽トレ)」でインナーマッスルを強化します。これにより、間違った使い方を体に再学習させず、良い状態を維持できます。

 

???? 筋膜の滑走性を高めるセルフエクササイズ ????

 

肩甲骨周りの筋膜の滑りを良くし、肩こりを予防しましょう。

  • 【肩甲骨寄せと開きのエクササイズ】

    1. 椅子に座り、両腕を体の横に下げます。

    2. 息を吸いながら、肩甲骨を背中の中心にギュッと寄せるように肩を後ろに引きます。

    3. 息を吐きながら、両腕を前に突き出すように、肩甲骨を外側に大きく開きます。

    4. この「寄せ」と「開き」の動作を、肩甲骨の動きを意識しながら10回程度、ゆっくりと繰り返します。

慢性の肩こりや、肩の「引っかかり」にお悩みの方は、仙川のハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。



副院長 板倉 基二