2025.08.12
オスグッドをかばって股関節に痛み?見逃されがちな根本原因
ハーモニー仙川中央整骨院です!
「サッカーをしていると膝の下が痛い」「オスグッドだと思っていたら、今度は股関節やお尻まで痛くなってきた」
このようなお悩みはありませんか?オスグッド病の痛みをかばうようにプレーを続けていると、体は無意識のうちに姿勢や体の使い方を変えてしまいます。その結果、本来負担のかからないはずの股関節にまで痛みが出てしまうケースが多く見られます。
なぜオスグッドの痛みが股関節に?
オスグッド病は、膝の下にある骨の成長線が太ももの筋肉に繰り返し引っ張られて起こる炎症です。この痛みをかばうために、右足に体重を乗せる癖がつくと、体全体のバランスが崩れてしまいます。
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姿勢の歪み: 片方の足に重心をかけることで、骨盤が歪み、体全体のバランスが崩れます。
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股関節への負担増: 骨盤が歪んだ結果、股関節が正常な位置からずれてしまい、股関節の付け根や外側、お尻の筋肉に過剰な負担がかかります。
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筋肉の連鎖的な緊張: 膝の痛みをかばうことで、太もも、お尻、腰の筋肉が連鎖的に緊張して硬くなり、痛みを引き起こします。
この状態が続くと、股関節周囲の筋肉や関節に炎症が起き、走れないほどの痛みにつながることがあります。これはオスグッド病の痛みが原因で起こる、二次的な体の不調なのです。
整骨院での治療法
当院では、オスグッド病からくる股関節の痛みに対し、痛みのある部位だけでなく、根本原因にアプローチする治療を行います。
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痛みの緩和と炎症の抑制: ハイボルト治療や立体動態波治療といった特殊な電気治療器を使用し、股関節やお尻周りの炎症を素早く鎮め、痛みを和らげます。
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体の歪みの矯正: 片足重心や姿勢の歪みでずれてしまった骨盤や背骨を整える「歪みの矯正治療」を行います。体の土台を整えることで、股関節にかかる負担を軽減します。
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筋肉のバランス調整: 硬くなった太ももやお尻の筋肉を手技で丁寧にほぐし、全身のバランスを改善します。
改善事例
以前、当院に通っていたサッカー少年のA君(小学5年生)は、オスグッド病の痛みをかばうように右足重心で走っていた結果、股関節の付け根に強い痛みがあり、練習に参加できない状態でした。
まず、ハイボルト治療で股関節の痛みを和らげ、同時に姿勢の歪みを矯正していきました。また、ご自宅でできるストレッチや、ボールを蹴る際の体の使い方の指導も行いました。
数回の治療後、A君は痛みを気にせず練習に復帰できるようになり、オスグッドの痛みも以前より落ち着いたと喜んでいただけました。
ご自宅でできるセルフケア
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太もものストレッチ: 膝の下に負担がかからないよう、太ももの前と裏の筋肉を優しく伸ばしましょう。
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お尻のストレッチ: 椅子に座って片足を反対側の膝に乗せ、背筋を伸ばしてお辞儀をするようにお尻の筋肉を伸ばしましょう。
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姿勢を意識する: 立っている時や座っている時、左右均等に体重をかけるよう意識しましょう。
お子様の痛みは、我慢させずに早めのケアが大切です。仙川でオスグッド病やそれからくる体の不調にお悩みの方は、ぜひハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。
副院長 板倉 基二