2025.04.12
小さいお子様が突然肘を痛がる…肘内障かも?
小さいお子様が突然腕を痛がり始めた、手を上げようとしない…といった場合は、子供特有の肘の脱臼(肘内障)を起こしている場合があります。
肘内障とは?
肘の関節には、骨が抜けないようにする靭帯(輪状靭帯)があります。しかし、お子様の体はまだ未発達で、この靭帯に引っかかる「橈骨頭」が柔らかいため、腕を引っ張るなどした場合に骨が抜けてしまうことがあります。
元々が未発達で緩い状態で抜けているため、関節そのものの損傷を伴うことはまれで、強い腫れなども出ることはあまりありません。
お子様の場合、自分の体の状態を説明することが難しく、肘の症状でも、手首や肩などの痛みとの区別が一見難しいこともあります。
肘内障の診断
肘内障自体は重大な損傷ではありませんが、肘や腕、鎖骨などの打撲や骨折などとの鑑別が必要になります。特に、一見肘内障のような症状でも、発生したタイミングの心当たりがわからない場合は、しっかりとした診察を行って、ケガの箇所を特定します。
肘内障の治療
肘内障は、抜けた骨を元の位置に戻す(整復)ことができれば、痛みや動きもすぐに元に戻ることが多く、固定やその後の特別な治療を必要とすることはあまりありません。
それまで腕を動かずに泣いていたお子様が、整復後はケロっとバンザイをする、というのはよくあるケースです。
ただ、肘内障を起こすお子様は、肘が「抜けやすい」ことが多く、ほとんどの場合成長に伴って解消されますが、ある程度注意してあげる必要はあります。
整骨院で肘内障の整復が可能です
当院では肘内障の整復が可能です。平日夜や土日など、病院が開いていない時間でも対応できますので、お子様の様子がおかしい、というときはお気軽にご相談ください!
当院の施術について
- **肘内障の整復:**専門的な手技により、安全に脱臼した肘を元の位置に戻します。
- **状態の確認とアドバイス:**整復後も、肘の状態を確認し、ご家庭での注意点やケア方法などをアドバイスします。
仙川でお子様の肘の脱臼(肘内障)にお困りの方は、ぜひハーモニー仙川中央整骨院へお越しください。
副院長 板倉 基二